2019年02月01日

エースコンバット7

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エースコンバット6以来、12年振りのナンバリング最新作です。

■ グラフィックス

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 最新作に相応しいランドスケープの美しさ。

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 HUDを消し、ミッションを忘れて、ひたすら景色を楽しんでしまいました(笑)

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 海とかもう実写レベル。

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 夕日の反射も美しいですが、ゲームのUIが多数あるとリアリティが減ってしまいますね・・・。

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 機体のリアリティもかなりのもの。リアルなフィルムグレインを適用し、CG特有の作り物感を低減しています。とは言え、厳し目に見ると、シャドウマップのアーティファクトが目に付くことも・・・。

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 陰影の美しさは文句なし!
 リプレイ映像ですが、望遠レンズで撮影した感がまたリアルでイイですね。

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 映画のワンシーンのようです。

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 光の溢れ出しも美しいです。

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 ほぼ実写。

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 雲の中を飛んでいると、水滴が付いたり氷が付いたりします。
 空が厳しい環境であることが伝わってきます。

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 破壊表現の作り込みも凄いです。

■ 臨場感

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 やはり臨場感はコクピット視点が一番。

 85型4Kディスプレイにこのレベルのグラフィックス・・・。過去最高の臨場感が得られることは疑いようが無さそうですが、残念ながら04プレイ時に感じたような現場にいるかのような錯覚はおろか、「ゲームの内の座標を移動している」といった無機質な感覚しかありませんでした(汗)
 これはゲーム側の問題ではなく当方の感性が鈍ってきたことによるものでしょう。ちょっと残念ですが、歳を取るというのはこういうことなのかもしれませんね・・・。

■ ストーリー

 説明的で淡々とした感じで、あまり楽しめませんでした。無人機や超兵器といったテーマは興味深かったんですが、もっとうまく演出できなかったのかなと。素材が良いだけに勿体ない気がします。
 でも最終ステージクリア後の展開は以前の作品をプレイしている人間にとってはニヤリとしてしまうもので良かったですね。

■ ゲーム性

 これは明らかに良くないと感じました。最近ゲームからは遠ざかっていて操作に少々不慣れな点を差し引いても、です。多数の地上ターゲットの破壊をかなり厳しい時間制限内に行わないといけなかったり、であればと対地攻撃に特化したA-10で出撃したら、何とかクリア後、高機動機とドッグファイトしなければならなかったり。
 一番悶絶したのが、どこに設置されているか分からないSAMを、これまた厳しい時間制限内で広いフィールド内を探し回って破壊しないといけないミッションです。これはさすがに心が折れそうになりました。難しいことは悪いことではありませんが、何というか「やってやるぞ」という気になれないハードルはいかがなものかと思いました。手足を縛られて「さぁ、がんばれ」と言われてるような気がしました。自主的に厳しい制限をかける所謂「縛りプレイ」という楽しみはあって然りですが、通常プレイで強要すべきではないでしょう。
 ましてやこれだけ美しい空を飛べるわけですから、そちらへ楽しみの比重を置き、ゲームは適度な緊張感だけ与えれば良かったのではないかと思います。延々ミサイルアラート鳴ってたらそんなのムリです(笑)

 思えば、バーチャファイターがあれだけ面白く、20年近くも夢中になれているのは「あなたは移動、パンチ、キック、ガードを自由に行うことができる」そして「あとはそれらをどれだけ適切なタイミング、組み合わせ、読みを利かせて使うことができるか、あなた次第」という「無限に広がる発散方向の自由」とでも言うような方向性だったからです。本作(少なくともキャンペーンモード)はこの逆の方向性に思えます。

 ただ、良かった点もあって、それはフレア/チャフの存在です。以前の作品のアンケートでフレア等の防御手段の導入を希望していたくらいなので、これは嬉しかったです。敵を追い回しつつ、自分への攻撃は適切なタイミングでフレア/チャフを放って回避する、という同時並行作業は、「がんばり甲斐のある良い負荷」です。野球も将棋も前述のバーチャも、「守り」の奥深さはゲームの面白さのバロメータと言っても過言ではないです。

■ 音楽

 グチグチ書きましたが、何が一番言いたかったいうと、

音楽素晴らし過ぎ。

 実は本作の製作が発表された当時は、6にそれほど夢中になれなかったこともあって「もうエースコンバットはいいかな」と思って買わないつもりでした。



 ところが昨年、このトレーラーを気まぐれで観て震えました。
 そう、音楽です。これだけで購入する十分な理由となりました。

 ゲーム本編でも使われていますが、小林啓樹さんのこれまでの素晴らしき曲の数々と比べても、エピック系ミュージックにおける最高傑作だと思います。元々、トーマス・バーガーセンの「Illusions」が凄く好きで、これと似たところもあり惹かれるのですが、小林さんの手にかかるとこうなるのかと。盛り上がるパートは当然素晴らしいのですが、対になる穏やかめの哀愁を含んだパートがあまりにも美しく情緒的で震えが止まりません。
 そして驚くことに名曲はこれだけではありませんでした。他にも、やはり声楽系にはなるのですが、激しい曲調のものや哀愁を含んだもの等、あまりに感動的で曲を聴いているだけで目の奥が熱くなってきて涙が溢れ出てきます。

 これらの曲の素晴らしさに比べたら、前述の不満など些細な事に過ぎません。このような名曲を楽しめるのであれば、僕は今後もエースコンバットシリーズを買い続けます。


 グラフィックスの粗に目が行き、臨場感を得る感性は枯れ、それでもなお変わらず心を動かしてくれたものは「音」でした。
posted by こうじ at 00:18 | ゲーム